飛庄印剪定鋏
飛塚製鋏所

製造工程

工程
内容
1
材料の切断 φ15mm×5mの鋼の丸棒を130mm程度に切断する
2
圧延 鋏の握りになる部分を加熱して、平たく圧延する。
3
鍛造 刃になる部分を熱間鍛造で、鍛えながら概形を造る。
4
型打ち(握り部) 2.で平らにした物を、筒状にする。
5
バリ抜き 4.で出たバリを取る。
6
型打ち(刃部) 3.で造った概形の輪郭をだす。
7
バリ抜き 6.で出たバリを取る。
8
焼鈍 組織が安定(球状化)する様、加熱後、徐冷する。
9
ショットがけ 上記の工程で出たスケールをおとす。
10
研削 裏(摺り合わせ部)
11
研削 表(平部)
12
研削 刃(蛤状に削る。)
13
穴あけ加工 ネジ、バネ、皮、爪、その他の穴あけ、タップ加工。
14
仕組み 切り刃、受け刃の組み合わせを決め外形を整える。
15
仮ネジ調整 仮ネジをはめて、輪郭を削る。
16
合い符号打ち ペアに成るもの同士に、同じ符号を打つ。
17
刻印打ち 飛庄印や飛塚別製の刻印を打刻する。
18
羽布かけ 握りの部分に羽布をかける。
19
裏だし 切り刃、受け刃に裏スキやひねりをつける。
20
黒染め 握り部を酸化皮膜によって黒くして、錆にくくする。
21
焼き入れ 鋼に硬度を持たせる為、加熱後(約800℃)急冷する。
22
焼戻し 鋼に靭性を持たせる為、約200℃で再加熱する。
23
裏だし 焼き狂いを矯正しながら19.の工程を繰り返す。
24
刃付け 蛤状に刃を付けて、鏡面に成るまで繰り返し磨く。
25
磨き 平面やその他を磨く。
26
裏刃取り 刃の先端を裏から#2000の砥石でおとす。
27
マクレ取り 砥ぎマクレをアルカンサス(天然砥石)で取り除く。
28
ネジ締め ガタが無くスムーズに開閉する様ネジを締める。
29
アサリ調整 元から先まで点で合う様に調整する。
30
各部品取り付け バネ、皮その他の取り付け。
31
油ひき 汚れをふき取り、防錆油を塗る。
32
包装 防錆紙で包み、ビニール袋、箱入れをする。

・1〜32まで主な工程を書きましたが、実際には100工程を遥かに超えています。
・1〜9までは鍛造工程 10〜30までは仕上げ工程。
・切り刃の方を主体に書きましたが、受け刃の方も同時進行しています


工程1 工程2 工程3


工程4〜5 工程6〜9 工程10〜11

 

工程12〜14 工程15〜19 工程20〜22


工程23〜24 工程25〜27 工程28〜32


3 鍛造 13 仕組み 21 焼き入れ

23 裏だし 28 ネジ締め 29 アサリ調整

 

 

この動画の様に鋼をハンマーで何度も打って、組織を微細、均一化させる製法(より硬く粘り強い刃物になる)を継承しているのは今日ではおそらく当所のみと思われます。

動画:切刃の鍛造

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動画:受刃の鍛造

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